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神経芽腫(神経芽細胞腫)の治療法は、その病期
により異なります。病期T、U期では腫瘍を摘除
し、それのみか、術後2〜3ヶ月後に化学療法を
施します。リンパ節や他の臓器に転移したV、W
期では強力な化学療法が必要になります。病期W-
Sでは巨大な肝腫による呼吸障害が問題となり、
化学療法、放射線療法、手術など緊急に対応する
必要があります。病期の進行例によっては、まず
化学療法を行って、腫瘍の縮小をはかり、残存腫
瘍に対してこれを摘除し、術後更に化学療法を施
します。摘出した腫瘍は癌遺伝子であるN-ミック
遺伝子の増幅の有無を確認し、増幅している場合
は、より強力な造血幹細胞移植も選択されます。 |
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